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…… 水 ……


اَلسَّلامُ عَلَيْكُمْ


アッサラームアレイコム
 (あなたに平安を)


 降雨が少ない乾燥地カシュガルでは、水が貴重であることは推して知るべし。

 現在、カシュガル市内の上水道は普及しており各戸に設置されています。
 また、下水道は高層住宅では普及されていますが、平屋は一部未設置もあります。

 公衆トイレは有料(2~3角=3~4.5円)で当然水洗トイレです。
 水洗では無かった昔の公衆トイレは、臭くてしかもドア無しでしたから、ホテルまで我慢するしかありませんでした。

 20年ほど前は、上水道がほとんど普及しておらず、共同水場に水を買いに行っていました。
 バケツ1杯が2分(=2円弱、当時は1元=約90円)でした。

 各戸にはトタン製水タンクや陶器製水瓶があり、満たすと数日間持ちますので、満杯になるまで何度も往復していたとのことです。

 以前ほどではありませんが、現在も年に数回、予告無しの断水がありますので、妻宅には不測に備えて大きなトタン製の水タンクがあります。

 水運びはほとんどが女性と子供の仕事で、11月下旬には最高気温が零下の真冬日になりますので、寒い中、水運びは大変だったようです。

 大人は子供に何だかんだとよく手伝いをさせています。
 子供は従順で大人の言うことに不平一つ言うこともなく手伝いをしています。
 このすごく自然な立ち振る舞いを側で見ていて気持ち良いです。
 翻って、日本では子供が喜んでお手伝いをしているとすれば、犬猫の世話くらいでしょうか。
 何でも良いから子供に手伝いをさせることは立派な教育であることが分かりました。

 さて、妻宅は上水道設置資金がありましたので81年と早く、当時、路地居住区では家に水道があったのは2軒のみだったとのことです。
 水洗トイレにしたのは02年と最近のことです。

 水道代は原則メーターで決めるらしいのですが、水道や電気のメーターは操作し易いことから、実際の水道料金は家族数で決めているとのことです。
 妻宅は私を入れて4人家族ですので、1ヶ月6元(=約90円)ほどです。



写真1: 共同水場で水を買う(1985年)
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写真2: バケツ運搬車を使って一人でバケツを運ぶ(1985年)
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写真3: トタンの水タンク作製。カスカン通り(職人街)
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江上鶴也
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by oghuzkahan | 2006-12-06 19:49
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